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2025/02/08 00:07 |
「HOLLOW LIFE」裏話
ちいっと旅に行ってきます。の前に裏話第三弾。
色々と垂れ流し注意。

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パルスィがイケメンだっていいじゃないッ!
……という謎の衝動に突き動かされて妄想が始まったSS。


勇パルも大好物なんですが、パルパルがなんかこう、受け的というか、「引っ張り上げられる側」ポジションにいるのがテンプレすぎて、反逆したくなった。

……というのは割と「遅い」理由で。


嫉妬とか、憎悪とか、怒りとか、ネガティブな感情はまあ、生きてりゃそれなりに経験するわけで。
そういう感情を書くのに利用しまくるのが俺の書き方。
なんで、よくある「作者の投影」的なキャラとか物語とか、言ってしまえば全部そうです。

でもそこからもう一度ぐるっと回って、「このキャラだったらさくっと乗り越えるだろ」みたいな楽観的な部分で、キャラクターにそういう感情に対して反逆してほしくなる。

だからパルスィだったら、嫉妬に対してとっくに自分なりに折り合いつけてる、というイメージ。


要は「さすがの私でも過去を妬むことまではできない。だからあんたも、昔私にしたことなんて忘れちゃいなさい。私たちは今と明日だけ妬んでいればいいのよ」という台詞が一番最初にあって、そこから組んでいったSSです。


パルスィに限らず、ただ一文の台詞とか描写が最初にあって、そこからキャラやストーリーを組んでくのが俺のやりかたです。




このSS自体、実はすごく難産でした。
1 2 3 4と章分けしたのがこれが最初ですが、ぶっちゃけ苦し紛れです。
1章の苦し紛れっぷりはいま見ると恥ずかしい(汗

その後から結構使い勝手いいなと気づいたので、苦し紛れでも使ってよかった。

一人称自体苦し紛れ。三人称に比べて、使いきれる自信がなかった。
さとりとパルスィで一人称を使うことで、やっとある程度使えそうな感覚を掴めたので、これと「GOT THE LIFE」はかなり転機になった作品です。
思い入れが結構ある。




パルスィ。

皆様のコメントを見る限り、結構受け入れてもらえたようで、嬉しいです。
勇儀を「姐さん」と呼ばせたかったのと、前述の台詞が大前提。
最初のモノローグ、「すべての怒りを水の流れ」云々は、故灰谷健次郎先生のエッセイのタイトルのオマージュ。人間の見方に関して、灰谷先生の作品にはものすごく影響受けてます。

さとりの一人称時、この性質を「妬ましい」と言わせたあたりが、書いててなかなか楽しかった。





さとり。

「HOLLOW~」はパルスィのターンなので、今回は「引っ張り上げられる側」になるばかりだったのがちょっと不満点でした。
「GOT~」でその分リベンジしてます。情熱的な性質はそんときに妄想したもの。

「私は絶対に壊れない」という台詞を一番言わせたかった。理屈でなく、根拠もなく、ただ強く。
一見弱々しく思える女性が芯を持ってがっちり立ってると俺得。強くなくても、そういう決意があれば。

ラストシーン、地霊殿の敷居を越える場面。
敷居を越えるという表現は多用してます。敷居は境界。別の作品でもそういうシーンがあれば、そういう意味なんだと、適当に思い出していただければ。




あとがきにも書いたように、不完全燃焼だったSS。残りは「GOT~」の裏話で。
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2010/12/11 21:11 | Comments(0) | TrackBack() | 東方

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